さて、昨日こちらをUPしました。
↓
「ネギま!?」#2感想
(リンク先ネタバレ注意)
そちらでも少し触れましたが、「原作『魔法先生ネギま!』とアニメ『ネギま!?』の設定の違い」について少し気になった事があるので、書き留めてみたいと思います。
考察とは言えないかも知れませんが、異論反論などあればドシドシコメントください。
一応アニメ版のネタバレがありますので、追記からどうぞ
↓
アニメ「ネギま!?」の1話&2話、そしてHPの情報などで気づいた分ですが、原作と違う設定がいくつかあるようなのでちょっと書き出してみます。
<1>
明日菜・・・オッドアイじゃない
エヴァ・・・ナギの事を好きではない(?)
<2>
カモ・・・ネギと一緒に来日
明日菜・・・子ども嫌いじゃない、もしくはあまりひどくない
のどか・・・男嫌いじゃない、もしくはあまりひどくない
千雨・・・教室で堂々とHP更新
<3>
明日菜・・・だらしない性格(朝に弱い)
刹那・・・代々近衛家に仕えている
<4>
桜子・・・金髪
夏美・・・緑髪
裕奈・・・茶髪 etc
代表的なものを挙げてみました、もっとある気がしますが・・・分類ごとに、理由が違うように思われたのでちょっと分析してみます。
●<1>の分類・・・「ネギま!?」の世界に不要なので変更された?
まず「第2期放映決定」の時点で皆さんが気づいたであろう「オッドアイじゃない明日菜」。自分もそうでした。
これは原作でも未だ解明されていない内容であり、「ネギま!?」の2クールの期間で解明させるのは不可能、もしくは必要でないと判断されたためではないかと思います。
「設定」という事項には、何かしら裏付けられる要素があるはずなので、今回の「ネギま!?」内で「明日菜がオッドアイであること」をはっきりさせることは不可能。万が一解明させたとして、今後語られるかもしれない「原作」との相違が生まれる可能性があるのはよくないのではないでしょうか?
アニメ版を「一つの物語」として完結させるために、無理に解明させるのはとても危険・・・そう判断したためじゃないかと僕は推測しました。
エヴァについても、ナギを求めるエピソードは必要ではないと判断されたのでしょうか・・・?こちらは未確定ですので、今後語られる可能性は充分あるのですが・・・
●<2>の分類・・・今後のエピソードに重点を置くための「先行処理」
こちらで代表的なのが「カモをネギが背負ってきた」・・・・・・もとい(^^;;・・・「ネギがカモ君を連れて来日した」(#1)ことでしょうか。
原作では3巻18時間目で、吸血鬼騒動の最中に密入国しています。あとからカモ君がネギを追ってやってくるとなると、少なからず「カモの来日エピソード」を消化しなくてはなりません。
2クールという短い期間で、アニメでも必要性のある原作に近いエピソードを消化しつつ、オリジナルの展開をも進めていく・・・となるとかなり尺を詰める必要性が出てきます。それでは第1期をもう一回やっているだけに成りかねません。
ということで、言い方を悪くすれば「端折れるところは端折って」ストーリーを進めることを優先させる形をとったのではないかと推測しました。
逆に言うと、「削除されていない設定」ということは「不要とされていない設定」なので、アニメ版のオリジナル展開でも必要とされている設定であると思われます。これは<1>とは違うところですね。
のどかがネギに好意を抱くのも、正直「早っっ!?」と感じたのですが(#1、ネギ自己紹介の時点で「かわいい」というのどか)、今後のオリジナル展開を早く進めるためには先行的に進めた内容ではないかと思います。「のどかはネギが好き」という設定はオリジナル展開でも必要となるでしょう。
●<3>の分類・・・完全オリジナル展開用の設定
これらは明らかにアニメ「ネギま!?」のみで付けられている設定です。ということは「今後のオリジナル展開に必要とされた」、もしくは「オリジナルを楽しんでもらうための新たな設定」といったところでしょうか?
「ネギま!?」発表の時から「オリジナル要素の多い作品になる」と制作サイドから発表されているので、原作ファンには違った印象を、新規のファンには純粋に楽しんでもらうように付けられたのかも知れません。
ただ刹那の「桜咲家が近衛家に仕えている」(#2)という設定は、色々考えられるところがあります。たとえば原作での「烏族と人間のハーフ」(6巻51時間目)という設定。これがアニメではどう扱われるかはまだはっきりしていません。
「烏族ハーフ」の設定が「なし」の場合、それでも「代々仕えている」となるとこれは<1>の分類に若干近くなります。烏族のハーフである「必要性がない」為、それを「削除」するための設定となるのではないかと思います。
逆に「烏族ハーフ」設定が「あり」の場合は<2>の分類寄りになります。今後刹那が「烏族のハーフ」であるというエピソードを語られる予定で、それを早めるために付けられた設定なのではないかと考えられます。
どちらにしても原作での刹那は「詠春が2年前に頼み、なおかつ刹那が望んで木乃香を護衛している」ので(6巻44時間目)、このアニメ版の「代々仕えている」という設定はオリジナルであることには変わりませんが・・・
●<4>の分類・・・視覚効果のための設定
これに関しては頭を抱えているファンの方々も多いと思いますが・・・(^^;;
31人のヒロインがいるということで、近い髪色の人が一画面に何人か並ぶとぼやけて見える可能性があります。それぞれのキャラを目立たせるために考えられた色合いなのではないかと考えられます。
実際チアの3人は#1、#2共に3人同体のような登場をしています。3人が並ぶと特に感じるのですが、釘宮の黒髪、柿崎の紫髪に挟まれた桜子の金髪はとても映えて見られます。金髪の桜子のおかげで逆に釘宮と柿崎も映えて見えるようになり、相乗的に視覚効果に訴えることが出来ているのではないでしょうか?
原作から「ネギま!」という作品は31人のヒロインがおり、その31人それぞれに熱狂的なファンがついているというある意味異色な作品・・・そのファンのためにも、好きなキャラが埋もれることなく映像に出てくれるように、少しでも目立つように設定された色ではないでしょうか・・・?
また新規のファン達にも、髪の色で見分けやすく新しく気に入ったキャラを追いかけやすくなるように・・・と考えられたのかもしれません・・・
(個人的意見:・・・でも夏美はやっぱり赤髪のがいいよね?>じあしぃさん、慧さん)
まあこれはあくまでも僕たち原作からのファンの意見なので、新しいファンの方がどちらを好むかは、人それぞれに委ねられてしまうのでしょうが・・・
以上、メモ書きから派生したような文になってしまいましたがいかが感じられましたでしょうか?
何にしても、アニメ「ネギま!?」も始まってまだ2話しか経っていません。この時点で設定の違いをどうのと語っても仕方ないとは充分に思いますが、今後の展開を予想するといった意味合いではこれもまた楽しみ方の一つではないかと思います。
今回名前を出してしまったクラスメイト、キャラクターのファンの皆さんが、気分を害されないことを祈ります。もし異論反論などありましたら是非コメント等にてお聞かせください。肯定していただけるのも、否定していただけるのも、いい意見として参考にさせていただきます。
以上、長文にお付き合いいただいてありがとうございました!
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「ネギま!?」#2感想
(リンク先ネタバレ注意)
そちらでも少し触れましたが、「原作『魔法先生ネギま!』とアニメ『ネギま!?』の設定の違い」について少し気になった事があるので、書き留めてみたいと思います。
考察とは言えないかも知れませんが、異論反論などあればドシドシコメントください。
一応アニメ版のネタバレがありますので、追記からどうぞ
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アニメ「ネギま!?」の1話&2話、そしてHPの情報などで気づいた分ですが、原作と違う設定がいくつかあるようなのでちょっと書き出してみます。
<1>
明日菜・・・オッドアイじゃない
エヴァ・・・ナギの事を好きではない(?)
<2>
カモ・・・ネギと一緒に来日
明日菜・・・子ども嫌いじゃない、もしくはあまりひどくない
のどか・・・男嫌いじゃない、もしくはあまりひどくない
千雨・・・教室で堂々とHP更新
<3>
明日菜・・・だらしない性格(朝に弱い)
刹那・・・代々近衛家に仕えている
<4>
桜子・・・金髪
夏美・・・緑髪
裕奈・・・茶髪 etc
代表的なものを挙げてみました、もっとある気がしますが・・・分類ごとに、理由が違うように思われたのでちょっと分析してみます。
●<1>の分類・・・「ネギま!?」の世界に不要なので変更された?
まず「第2期放映決定」の時点で皆さんが気づいたであろう「オッドアイじゃない明日菜」。自分もそうでした。
これは原作でも未だ解明されていない内容であり、「ネギま!?」の2クールの期間で解明させるのは不可能、もしくは必要でないと判断されたためではないかと思います。
「設定」という事項には、何かしら裏付けられる要素があるはずなので、今回の「ネギま!?」内で「明日菜がオッドアイであること」をはっきりさせることは不可能。万が一解明させたとして、今後語られるかもしれない「原作」との相違が生まれる可能性があるのはよくないのではないでしょうか?
アニメ版を「一つの物語」として完結させるために、無理に解明させるのはとても危険・・・そう判断したためじゃないかと僕は推測しました。
エヴァについても、ナギを求めるエピソードは必要ではないと判断されたのでしょうか・・・?こちらは未確定ですので、今後語られる可能性は充分あるのですが・・・
●<2>の分類・・・今後のエピソードに重点を置くための「先行処理」
こちらで代表的なのが「カモをネギが背負ってきた」・・・・・・もとい(^^;;・・・「ネギがカモ君を連れて来日した」(#1)ことでしょうか。
原作では3巻18時間目で、吸血鬼騒動の最中に密入国しています。あとからカモ君がネギを追ってやってくるとなると、少なからず「カモの来日エピソード」を消化しなくてはなりません。
2クールという短い期間で、アニメでも必要性のある原作に近いエピソードを消化しつつ、オリジナルの展開をも進めていく・・・となるとかなり尺を詰める必要性が出てきます。それでは第1期をもう一回やっているだけに成りかねません。
ということで、言い方を悪くすれば「端折れるところは端折って」ストーリーを進めることを優先させる形をとったのではないかと推測しました。
逆に言うと、「削除されていない設定」ということは「不要とされていない設定」なので、アニメ版のオリジナル展開でも必要とされている設定であると思われます。これは<1>とは違うところですね。
のどかがネギに好意を抱くのも、正直「早っっ!?」と感じたのですが(#1、ネギ自己紹介の時点で「かわいい」というのどか)、今後のオリジナル展開を早く進めるためには先行的に進めた内容ではないかと思います。「のどかはネギが好き」という設定はオリジナル展開でも必要となるでしょう。
●<3>の分類・・・完全オリジナル展開用の設定
これらは明らかにアニメ「ネギま!?」のみで付けられている設定です。ということは「今後のオリジナル展開に必要とされた」、もしくは「オリジナルを楽しんでもらうための新たな設定」といったところでしょうか?
「ネギま!?」発表の時から「オリジナル要素の多い作品になる」と制作サイドから発表されているので、原作ファンには違った印象を、新規のファンには純粋に楽しんでもらうように付けられたのかも知れません。
ただ刹那の「桜咲家が近衛家に仕えている」(#2)という設定は、色々考えられるところがあります。たとえば原作での「烏族と人間のハーフ」(6巻51時間目)という設定。これがアニメではどう扱われるかはまだはっきりしていません。
「烏族ハーフ」の設定が「なし」の場合、それでも「代々仕えている」となるとこれは<1>の分類に若干近くなります。烏族のハーフである「必要性がない」為、それを「削除」するための設定となるのではないかと思います。
逆に「烏族ハーフ」設定が「あり」の場合は<2>の分類寄りになります。今後刹那が「烏族のハーフ」であるというエピソードを語られる予定で、それを早めるために付けられた設定なのではないかと考えられます。
どちらにしても原作での刹那は「詠春が2年前に頼み、なおかつ刹那が望んで木乃香を護衛している」ので(6巻44時間目)、このアニメ版の「代々仕えている」という設定はオリジナルであることには変わりませんが・・・
●<4>の分類・・・視覚効果のための設定
これに関しては頭を抱えているファンの方々も多いと思いますが・・・(^^;;
31人のヒロインがいるということで、近い髪色の人が一画面に何人か並ぶとぼやけて見える可能性があります。それぞれのキャラを目立たせるために考えられた色合いなのではないかと考えられます。
実際チアの3人は#1、#2共に3人同体のような登場をしています。3人が並ぶと特に感じるのですが、釘宮の黒髪、柿崎の紫髪に挟まれた桜子の金髪はとても映えて見られます。金髪の桜子のおかげで逆に釘宮と柿崎も映えて見えるようになり、相乗的に視覚効果に訴えることが出来ているのではないでしょうか?
原作から「ネギま!」という作品は31人のヒロインがおり、その31人それぞれに熱狂的なファンがついているというある意味異色な作品・・・そのファンのためにも、好きなキャラが埋もれることなく映像に出てくれるように、少しでも目立つように設定された色ではないでしょうか・・・?
また新規のファン達にも、髪の色で見分けやすく新しく気に入ったキャラを追いかけやすくなるように・・・と考えられたのかもしれません・・・
(個人的意見:・・・でも夏美はやっぱり赤髪のがいいよね?>じあしぃさん、慧さん)
まあこれはあくまでも僕たち原作からのファンの意見なので、新しいファンの方がどちらを好むかは、人それぞれに委ねられてしまうのでしょうが・・・
以上、メモ書きから派生したような文になってしまいましたがいかが感じられましたでしょうか?
何にしても、アニメ「ネギま!?」も始まってまだ2話しか経っていません。この時点で設定の違いをどうのと語っても仕方ないとは充分に思いますが、今後の展開を予想するといった意味合いではこれもまた楽しみ方の一つではないかと思います。
今回名前を出してしまったクラスメイト、キャラクターのファンの皆さんが、気分を害されないことを祈ります。もし異論反論などありましたら是非コメント等にてお聞かせください。肯定していただけるのも、否定していただけるのも、いい意見として参考にさせていただきます。
以上、長文にお付き合いいただいてありがとうございました!
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